寄稿と作品からなるEメール機関誌「新・方法」第25号をお届けします。今号は、即興演奏家、サウンドアーティスト、音楽家であり、美学校に所縁のある河野円さんにご寄稿いただきました。
旧友でも級友でもあり、かつての戦友でもある平間貴大氏からの依頼を受けて、久々に文章を書くこととなりました。2010年9月の新・方法主義宣言からその活動を垣間見てきた者として、新・方法について私なりに感じてきたことを以下に記します。
中ザワヒデキ氏がメンバーだった頃の新・方法は、中ザワ氏を筆頭に方法主義を踏襲する平間貴大氏と馬場省吾氏がいかに切磋琢磨しいかに洗脳されていくかを中ザワ氏がほくそ笑みながら温かく見守るといった構図がとても微笑ましく感じられたものでした。そしてその3人の中でも中ザワ氏は別格(殿堂入り)として、じゃあ平間派/馬場派あなたはどっち派?といった話題が、ああだこうだと周辺の(一部の)人々にささやかれていたことについて、そういえば当人たちはご存知なのでしょうか。それとも方法主義者なのでそんなことには無関心なのでしょうか。という具合で私は、当人たちの主義とは裏腹に、平間氏ははにかんで照れ笑いして馬場氏はそんなこと一切興味ありませんとかクールに言うんだろうなあなどと考えてキャッキャしていたものでした。
そして中ザワ氏が脱退した後、平間氏・馬場氏と同年代でもある皆藤将がメンバー入りしたことで、そのアイドル性はさらに加速したように思います。新・方法のパフォーマンス時の「皆、ちゃんと出来るかしら…(ハラハラ)」という想いや、ベストショットを写真に収めなければ!という親心が生まれ始めたのも事実です。年末年始に向けて和装も似合うのではないかと期待を寄せている今日この頃です。
重ねてになりますが、あくまでこれは私が感じてきたことの記ですので、彼らの活動や作品それ自体に関する考察ではないことをご承知置き下さい。
入力と出力 第一番
http://7x7whitebell.net/new-method/shogobaba/025_j.html
入力から得られる出力は必ず一定である。入力は恣意的だが、出力は決定的である。この作品では、日本語では現代かな五十音、英語ではアルファベットの入力と出力を示す。
- 「新・方法」はウェブサイトを更新しました。 http://7x7whitebell.net/new-method/
- 平間貴大はウェブサイトを更新しました。 http://hrmtkhr.web.fc2.com/
- 馬場省吾はウェブサイトを更新しました。 http://7x7whitebell.net/
- 皆藤将はウェブサイトを更新しました。 http://masarukaido.com/
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現在「20202」で平間貴大の個展が開催されています。説明は割愛します。是非ご覧ください。
詳細 http://www.shinrin20202.jp/ (M)
平間貴大 @qwertyu1357
馬場省吾 @shogobaba
皆藤将 @kaido1900
機関誌「新・方法」第25号 日本語版
2012年12月4日発行