「新・方法」第48号

to English

「新・方法」第48号

寄稿と作品からなるEメール機関誌「新・方法」第48号をお届けします。今号の寄稿者は、絵の制作・発表、展覧会の企画、録音/ライブパフォーマンスなどの活動を行っている齋藤祐平さんです。

[寄稿]

一生涯新・方法
齋藤祐平

新・方法は同語反復から成り立つ宣言のもとに様々な活動を行っているが、面白みのないことを延々やってるので、個人的にはあまり興味がない。
機関誌は馬場省吾の作品を見るくらいで、今回の文章を書くに当たっても今までの執筆者の文章を見返したり、本人たちにメールインタビューするなどして復習している始末だ。
ただ新・方法を一つの運動体として見た時に、「新・方法は新・方法である」と言い続けああいった活動をすることが、いかに様々な運動体に対し批評的に機能し得るのか(または、し得ないのか)については興味がある。
ここではこの点についての考察は控える。
同語反復を実践するだけなら、批評としての機能は新・方法にとって重要でもないのだろうし。
また、新・方法の活動は時代のトピックに依っていたり快楽的に見えたりもするが、そこも表層の問題であって、重要ではない。
しかし、この理論的には重要でない部分が新・方法の活動のモチベーションになっているのもまた確かだ。
3人は実際ああだこうだ言いながら楽しんでいるし、その様子を楽しげに見ている人々(オーディエンスというよりは、ファン)も一定数存在している。
同語反復という説明手段を保持しながら延々周囲の反応を誘発し続けていけるところが運動体としてずるい部分でもあるし、飽きられる部分でもあるのだろうと思う。
新・方法であろうと新・新・方法になろうと、レールは果てしなく伸びているのだから一生涯続いてほしい。

[新・方法主義者のウェブ作品]

- 平間貴大

突然現れる

http://hrmtkhr.web.fc2.com/new-method/048_j.html

解説無し

- 馬場省吾

バイナリデータ表示 第三番

http://7x7whitebell.net/new-method/shogobaba/048_j.html

本作では、私のウェブ作品「バイナリデータ表示 第一番」のウェブページの、バイナリデータを十六進数にて表示している。
この作品は、人間のために視覚化されたバイナリを、さらにバイナリ表示することで、逆に情報量は増えてしまうという矛盾を示している。
(参考)「バイナリデータ表示 第一番」http://7x7whitebell.net/new-method/shogobaba/046_j.html

- 皆藤将

剱岳の標高の素因数

http://masarukaido.com/newmethod/b048_j.html

富士山に次ぐ標高日本第二位であり、登山における危険度の高い山として知られる剱岳の素因数を求めた。そしてその数字を印刷し額に入れ、投げ捨てた。

[お知らせ]

- 「新・方法 at NADiff A/P/A/R/T」2016年3月6日(日)、NADiff A/P/A/R/T、東京。 http://www.nadiff.com/gallery/nakazawahideki.html

- 「新・方法」はウェブサイトを更新しました。 http://7x7whitebell.net/new-method/

- 平間貴大はウェブサイトを更新しました。 http://qwertyupoiu.archive661.com/

- 馬場省吾はウェブサイトを更新しました。 http://7x7whitebell.net/

- 皆藤将はウェブサイトを更新しました。 http://masarukaido.com/

- このEメール機関誌の配信をご希望のかたは新・方法主義者にご連絡ください。

- このEメール機関誌は転送自由ですが、著作権は放棄されていません。

- このEメール機関誌が迷惑メールに分類されてしまうことがあります。お気を付けください。

[編集後記]

前号第47号をもって、編集人のMさんが退任。2012年3月から約3年間大変お世話になりました。今後も機関誌「新・方法」をよろしくお願いいたします。(新・方法)

発行人

平間貴大 @qwertyu1357

馬場省吾 @shogobaba

皆藤将 @kaido1900

機関誌「新・方法」第48号 日本語版

2016年2月4日発行

戻る