スコア・リーディングス

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2014年 3人以上の声のための音楽

2014年1月26日、実験音楽とシアターのためのアンサンブルによる「第4回自主公演」のプログラムにて「スコア・リーディングス No.2」初演。吉祥寺シアター。

「譜読み」という言葉があります。「譜読み」は、演奏者が楽曲を演奏する前に、どのような曲であるか、そしてその曲にどのような意図があるのかを読み込み、またどのように演奏するかを決めていく過程であると言えます。

《Score Readings》ではその楽譜の中で、何らかの「取扱説明書」を読むことが指示されます。「取扱説明書」は、その事物を製作者の意図通りの操作・機能・使用法を言葉によって説明しているものです。そこでは、事物を言葉で説明する「取扱説明書」が楽譜の換喩として定立されており、「譜読み」を倒錯させることが意図されています。

つまり《Score Readings》の楽譜は、事物のための言葉のための言葉であり、言葉通りの「譜読み」が演奏者に課せられています。

(公演パンフレットより)


著作権は放棄していません。演奏は自由ですが、その場合はご一報願います。

No.2 / 2014年1月26日(初演)、No.1-2 / 2014年4月4日(楽譜公開)

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